■あこがれのアルプス生活
なおみです。
突然ですが、私『アルプスの少女ハイジ』が好きです。
雄大なアルプスの自然、手作りのチーズや白いパン。
かわいいヤギのユキちゃんに、やたら長いブランコ。
子どもの頃から、ハイジの世界にあこがれてやみませんでした。
中でも、いちばんあこがれていたのは「干し草のベッド」。
ふかふかで、いい香りがして、さぞかし心地よく眠れるんだろうなぁ♪
…でも、待てよ。
よく考えたら草。それもワラっぽいやつだよね?
チクチクして、腕とかに刺さってきそうじゃないか?
ハイジはあのベッドで、毎日ぐっすり眠れていたのでしょうか。
おじいさんを気づかうあまり何も言えなかった、なんてことはないでしょうか。
真相をたしかめるべく、私も「干し草のベッド」を作ってみることにしました。
■干し草を探せ!
「干し草のベッド」を作るには、何と言っても干し草を手に入れなければなりません。
しかしココは東京・渋谷。
ギャルたちが闊歩(かっぽ)する大都会で、干し草を調達するには?
考えた末、訪れたのは東急ハンズ。
オシャレなカーテンや新開発のお掃除用品、機能性バッチリの分別ゴミ箱など、
生活に関するあらゆるものが揃った便利なお店です。
品揃え抜群のここなら、きっとあるはず!

えーと、干し草のベッドの材料を探すには…

4階「家具・ベッドリネン」のフロアに行ってみましょう
マットレス、枕、シーツ…さすがに充実の品揃え。
でも、いくら見回しても干し草は置いていないようです。

枕に詰める「緑茶パイプ」や「ひのきチップ」はあった
やはり干し草の需要は低いのか。

天蓋の需要はそんなに高いのか
寝具としての干し草を求めたのは、ちょっとハードルが高すぎたのか。
気を取り直して、今度は手作り用の各種素材のフロアへ。
カントリー雑貨の材料として売っているかも知れません。
不器用な私は、普段あまり足を踏み入れないゾーンですが…
お。ちょっと近づいてきてる気がする!

このへん、草っぽいよね?

これも草!
でも、実は造花・造草(?)のコーナーでした。
なぁんだ…。
ニセモノでは、いい香りのベッドなんてできないもんね。
さらに探してみると、今度こそ本物の自然素材が。

竹。潔い割れっぷり
でもやっぱり、干し草は見つかりません。
あぁぁ。都会じゃ無理なのかなぁ。
むしろ私の出身地・長崎でも干し草を売ってるの見たことないしなぁ。

こういうデザイン用品は充実してるのにね…
最後の望みをかけて、園芸コーナーへ。
ホラ、畑を霜から守るためにワラ敷いたりするじゃないか。
ああいうイメージで、干し草だって園芸用品として売られてるかも。

人工じゃない芝がお出迎え
あ、全然、干されてない。
そこに広がっていたのは、まぶしいほどの緑の世界でした。
私がほしいのは、乾いて茶色っぽくなった草なんだけど…。

「マッサン」という植物も。まるで友達の呼び名
干し草が見つからない。
干し草がないと「干し草のベッド」も作れない。
とぼとぼと東急ハンズを歩き回る私。

まったく、おっしゃるとおりで
が、あきらめるわけにはいきません。
干し草がダメなら、代用できるものを探したらいいんじゃないか!?
干し草に代わる素材を求めて、さらにうろついてみることに。
すると生活用品のフロアで、こんなものを発見しました。

すだれ。いい線いってる気が
これをバラバラにして、がさーっと積み上げたらいいかも。
でもちょっと硬いかな…。
もっとやわらかい素材ってないかなぁ。

毛糸なら、やわらかい …やわらかすぎるな
あらゆるフロアを見て回りましたが、
なかなか「これだ!」というものに出会えません。
そこで、次は原宿の100円ショップに行ってみることにしました。
最近の100円ショップって何でもあるから、いい素材が見つかるかも知れません。
■100円ショップへ
代々木公園を突っ切りつつ、原宿を目指します。
もちろん行く道でも、目を光らせて素材探しです。
ちなみにこの日、代々木公園ではジャマイカフェスティバルがおこなわれていました。

大盛り上がりのフェスティバルを横切り、素材を探す

これをほどいたら、干し草っぽくならないだろうか

何か落ちてないかなー
結局めぼしい素材を見つけられないまま、100円ショップに到着。
干し草に代わる素材を求め、お店の中をくまなく見て回ります。
そして、その結果…

じゃーん。買いも買ったり
ついに、いい素材を見つけました!
買い占める勢いで、大量に購入。
さて、その素材とは…?
■ベッド作りをスタート
翌日。
ついに、買ってきた素材を使ってのベッド作りを開始。
これでベッドを作ります。

100円ショップで大量に買った「ござ」
干し草のベッドならぬ、「い草のベッド」。
これなら程よいやわらかさと、香りのよさを実現できるはずです!

次々と

解体して

ベッドの材料にするのだ!
友人ふたりの手伝いもあって、買い込んだござの解体は2時間ほどで完了。
いよいよ、ベッドとして形成します。
普段寝ている布団は、邪魔なので干しついでにベランダへ。
![]() ベッドを作るスペースを確保して |
|
![]() 広げたござの上に、い草をのせる |
ひたすら、のせる |
ちょっとずつ厚みが出てきました。
部屋中にい草のいい香りが広がります。

はしっこにも、い草を足そう
い草、たっぷり敷きつめました。
「はだしで乗ったら気持ち良さそう!」
と友人。
おぉ!たしかにそうかも。
靴下を脱いで、踏みしめてみたところ…

ふかふか!
ござとして編まれていた時の薄さからは想像できない、
い草の厚みを足の裏に感じます。
これは期待できそうです。
続いて、ハイジがしていたように、シーツをい草にかぶせてみました。

ばさっと
これで「い草のベッド」の完成です。
■寝心地をたしかめる
そしていよいよ、寝てみることに。

えーい
………ん?
シーツがあると、普通の布団と大して変わらない寝心地。
はだしで踏みしめた時のような、爽快感がありません。
これはひょっとして、シーツなんかいらないってことでは。
素材本来の良さを楽しむため、シーツをはずすことにしました。

はずしてみた
い草特有のいい香りとサラッとした感触。
重なり合ったい草は、見た目以上にクッション性を備えています。
こいつは寝心地がいいや。
というわけで、「干し草のベッド」に代わる「い草のベッド」を作ってみての結論は、
「かなり寝心地がいい」。
みなさんも、ぜひおためしください♪

が、はたと気づいた
アルプスっぽさが皆無じゃないか。
緑茶なんて飲んですっかりリラックスしてましたが、
私があこがれていたのは『アルプスの少女ハイジ』。
この機会に、アルプス気分だって味わっておきたい。

アルプスっぽさって何だろう

およそアルプスっぽくない、この部屋
考えた結果、こうなりました。

おいしそう
ハイジが食べていたような、白パンを買ってきました。
商品名はそのまんま「ハイジの白パン」。
もちろんミルクも忘れずに用意。

おいしいな
白パンを味わっているうち、ここが日本だということを少し忘れました。
そうそう、日本じゃなくてアルプスを思い描くんだ。
勢いに乗って、さらにアルプスっぽさを体験することに。
取り出したのはチーズです。
食べ始めるとチーズの香りが口いっぱいに広がり、い草の香りを忘れました。
そしてチーズを食べている間、
アニメ『アルプスの少女ハイジ』のオープニング曲が頭の中をめぐっていました。

口笛はなぜ、遠くまで聞こえるんだろうねえ
アルプス気分を味わうことに成功!
…したかと思いましたが、食べ終えてみれば、

和室っぽい匂いがする、ただの部屋
い草のベッドでアルプスっぽさを夢見るのは、
さすがに無理があったようです。
ここはアルプスっぽさをあきらめて、
ベッドとしての使い勝手を掘り下げてみましょう。
1人暮らしだと部屋がせまいので、ベッドのスペースは有効活用されるべきです。
たとえば、ストレッチをする場所として。

私の体はカタイけど、い草のベッドは座り心地もいい

体を包み込むやわらかさは、ゲームをする時にも適しています

家の置物だって、い草があれば素朴な魅力5割増し!

寝転んで雑誌を読む場合にも、やわらかいのでヒジが痛くなりません
![]() さらに、おもむろに1本つまんで |
![]() しおりにすることも可能 |
■日本の魅力を再発見
ハイジは熟睡できていなかったのでは、という疑いから始まった今回の企画。
素材はちょっと違ったものの、実際にベッドを作って寝てみた結果、
「干し草のベッドで、ハイジはぐっすり眠れていたはず」という結論に達しました。
おじいさん、へんな疑いかけてごめんなさい。
めっちゃ寝心地よかったです。
腕に刺さったりするんじゃ…と恐怖感さえ抱いていましたが、
い草はやわらかいので全然平気です。
重なったい草の厚みによって、フローリングの硬さを感じることもありませんでした。
アルプスの雰囲気を味わうことには失敗しましたが、
い草の香りに改めて“日本の風流”を感じることもできました!
みなさんもぜひ、「い草のベッド」を作ってみては?

アルプス気分というよりは、牧場の牛になった気分でした
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>ラスさん
アルプスの次は、基本に戻って「和」なのですね。
秋、と聞いて落ち葉のベッドも気持ち良さそうだな〜と思いました。
「蒲団」の由来、初めて知りました!
この字は、本のタイトルでしか見たことありませんでした。
読んだことも、ないんですけど…。
思わず「ガマ」について調べてみて、ちょっと知識も増えました!
ありがとうございます。
またぜひ色々教えてくださいー! - 2008/06/10 00:52 | なおみ
-
>木津健介さん
大変に遅くなってすみません!
い草のベッドですかー。畳のベッドだったらありますよね!
い草の匂いが大好きなんですが、地元を出て以降はフローリング生活が続いています。
なので、い草の香りがする自宅がうれしかったです♪
>ヒポポタマスさん
干し草風の草の情報、ありがとうございます。
頼めば一気に埋めてくれるかも、って顔まで埋まりそうでちょっとコワイですが…。
おっしゃるとおり、土ぼこりもすごそうです…!
渋谷と全然違った景色、ぜひ見に行ってみたいと思います。
>海と風が必要さん
北海道、やっぱり本場ですよね!
私の勝手なイメージですが…。
干し草ベッド経験者さんなのですね。うらやましいです。
今度こそ本当に夢を叶えるべく、北海道へ飛ぼうと思います! - 2008/06/10 00:52 | なおみ
-
おもしろかったです。
公園の芝生を刈って乾燥したものでもいいとおもいますよ。
せっかくですから今度は「和の蒲団」をやってみてください。
季節は秋になると思いますが 気持ちいいですよ。
蒲団本当はこの字を使います。水辺に生える蒲(ガマ)の穂を集めて
ばらばらに崩し、布袋にいれたものです。
場所によってはお手伝いしますよ。 - 2008/06/10 00:52 | ラス
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ひたすら、のせる











